ももじー

なんで人は犬を飼うんだんべね??

モデル:赤ちゃんニコ
ニコ坊

犬の寿命は長くて15年。人は80年。途中でとってもつらい別れが来ることはわかってるんだワン、それでも飼うのはなんでなんだわん

モデル:仔犬ニコ
ももじー

犬は人間より寿命は短い。どんなに医療が進歩しても、高額な治療費をかけても、どんなに一緒にいたいと神様に願っても、犬の寿命を人間と同じ80年にまで延ばすことはできない。こんなにわしたち人間と近くにいて一緒に進化してきた動物なのに、もっと長生きしてくれたっていいのではないか。どうして犬はたった15年やそこらで、私たちを置いてさっさと天国に行ってしまうんだべか。

ニコ坊

そもそも、生物としての限界があるらしいわん。
一般的に寿命は、体の大きさと心拍数が関係する。哺乳類の心臓は、動物種に関わらず一生の間に脈を打てる回数が約20億回と決まっており、体の大きい動物ほど心拍数がゆっくりになって長く生きる。例えば心拍数が約400回/分のハムスターの寿命は2~3年。ゾウは約25回/分で寿命約70年、クジラはなんと心拍数約8回/分で100~200年も生きる。犬の心拍数はというと、約100回/分。これをゆっくりにするために、たとえゾウやクジラ並みに犬の体を大きくできたとしても、ちょっと飼えないわん。第一、玄関から入れないわん。

ももじー

人間の場合は幼少期から成人して独立し、家庭を持ったり持たなかったりしながらも壮年期から高齢期を迎え、やがて死ぬ。その中で、多くのヒトと関わりながら、人間社会の中で生きている。
犬は、そうはいかない。ある日ポンと、家族の一員として招き入れられる。家族や主人が犬の全てとなる。犬の社会は狭い。そうすると、80年も生きる犬は、家族の形態の変化にともなって、途中で行き場を失うかもしれない。さすがにそれじゃあんまりだ。招き入れる以上、最後まで面倒をみることが、人間の責任だと思う。。

モデル:ノエル永眠2020.09.26
ニコ坊

どんなに長時間の留守番で寂しい思いをしようとも、主人が帰れば元気に迎えてくれる。夜中でも喜んで迎える。主人が落ち込んでいるときも、ただそこにいるだけで、幸せな気持ちにしてくれる。本当に主人思いで、献身的で、優しい。見返りを求めない無償の愛の姿を見せてくれ愛の大切さ、そして最後には、自分の身をもって命の大切さまで教えてくれる、心優しい先生なのだともいえるわん。

ももじー

犬を飼うのは大変。出費がかかり、苦労しながらしつけをし、におい対策に頭をかかえ、人間なら3歳児だってできる歯みがきすらも面倒を見て、旅行にも気軽に行けなくなるのに、犬からは台風だろうと散歩をせがまれ、お気に入りの靴や鞄をかじられてボロボロにされる。そして最後には、必ず悲しくて胸が張り裂けそうな辛い別れが待っている。

それでも私たちは犬を飼う。靴を何足ダメにされようとも、自分の時間が削られようとも、いつかやってくる別れに絶望するとわかっていても、それ以上に得るものがあると知っているからだ。それはきっと、太古の昔に犬と人間とが共に生きることを決めてから、お互いの寿命云々ではなく培ってきた、犬と人間の特別な関係の賜物なのだと思う。たった15年という人間からすれば短い年月を1日たりとも無駄にしないよう、その笑顔を抱きしめるのである。

ニコ坊

犬はちょっと毛深い大切な家族。どうぞ犬を迎えてみて下さい。どんなに別れが辛く悲しくてもそれ以上の幸せな思い出が残るわん。

ニコ坊

それにしてもぶっさいくだな!ももじーは!

ももじー

た、たしかに!(*´Д`)
上の写真は太ってるけど下の写真はダイエットに成功した近影だよ(2023/1現在)

ハスキー ニコちゃん(2022/12/31撮影)

ハスキー アン子ちゃん 2022/5生まれ(2023/1/14撮影)