いまさら聞けない犬のこと【番外編】
これまでペットロスになった飼い主の心を癒してきた有名な詩『虹の橋』。長年不明とされていた作者がついに判明!!

最愛のペットを亡くした飼い主さんに贈られる有名な詩『虹の橋』。
世界的に有名なこの詩は、これまで“ペットロス”になった人たちの心を癒してきました。

その一方で、『虹の橋』の作者は長年不明とされていました。
ところが、その作者がついに判明したと話題になっているのです!!

英語で誕生した『虹の橋』は、様々な言語に翻訳されて日本をはじめ世界各国で語り継がれています。
まずはその内容をご覧ください。
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天国のすぐそばに、「虹の橋」という場所があります。
旅立ったペットたちは、この虹の橋に行くのです。

橋のたもとには草原や丘があり、仲間たちと一緒に走り回って遊ぶことができます。
ごはんも水もお日様の日差しも十分にあり、みんなその暖かい場所で快適に過ごしています。

病気だった子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、傷ついた子たちも回復して以前の姿で過ごしています。

彼らは毎日幸せですが、たった一つだけ満たされないことがあります。
ここにいない大切な人のことが恋しくてたまらないのです。

ある日、1匹が立ち止まって遠くを見つめます。
この子は目を輝かせ、体を震わせます。

突然、この子は走り出し、草の上を駆け抜けていきます。
その足はどんどん速くなります。

この子は、あなたを見つけたのです。

あなたは愛するペットを強く抱きしめます。
ふたりは涙を流し、あなたはもう一度ペットを抱きしめて、ペットの信頼に満ちた目を見つめます。

この子が旅立ってからも、この子があなたの心から消えることはありませんでした。

再会を果たしたふたりは寄り添い、これから一緒に虹の橋を渡っていきます。
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旅立ったペットと飼い主の絆や愛を詠んだ美しい詩ですよね。

この詩が有名になったのは、海外のコラムに掲載されたことがきっかけだといいます。

しかし、その当時から作者は不明でした。
そんな中ある美術史家によって、驚きの事実がInstagramに投稿されたのです!!

作者は82歳の女性だった!(2023年時点)

調査を行ったのは、米アリゾナ州で活動する美術史家ポール・コウドゥナリス(@hexenkult)さん。
コウドゥナリスさんは詩に関係があると思われた候補者リストを作成し、1人ずつ調べ上げたそう。
そして、作者がスコットランドで暮らす82歳の女性エドナ・クライン=リーキーさんであることを突き止めたのです。

クライン=リーキーさんが『虹の橋』を生んだのは1959年。
最愛の愛犬「メジャー」を亡くした直後でした。

クライン=リーキーさんは書き上げた『虹の橋』を公表することはせず、友人だけに共有したといいます。
それが人から人へと語り継がれ、本人も知らぬ間に世界中に知れ渡る有名な詩となっていたのです。

『虹の橋』の直筆原稿

コウドゥナリスさんは、クライン=リーキーさんが保管していた『虹の橋』の直筆原稿を見せてもらうことができました。

コウドゥナリスさんは、クライン=リーキーさんが保管していた『虹の橋』の直筆原稿を見せてもらうことができました。

直筆の原稿が見られるなんて感動ですね。

クライン=リーキーさんが愛犬を想って詠んだ『虹の橋』。
この詩はこれまでも、そしてこれからもペットロスになった飼い主さんたちの心を癒し、支えになってくれることでしょう。

ももじー

どんなに辛くてもいつかまた会えるとおもえば楽しみなんだっぺ

ニコ坊

先に行って待ってるだけなんだわん!